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2010年 04月 02日

SPACE & CAFE ポレポレ坐・永島正人展

 予告と違ってしまいますが、今回は先の永島正人展の会場写真を掲載します。多くの皆様のご来廊をいただき3月22日無事終了しました。論考は次回より再会しますので、どうぞよろしくお願いします。


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by selfso_murakami | 2010-04-02 00:04 | 永島正人
2010年 03月 15日

永島正人

 前回の予告通り、今回は永島正人について2006年に行われた『絵本を歌う』コンサートパンフレット掲載の文章を載せます。


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 <出会いは続く>

 永島正人作品と初めて出会ったのは今から12年前。当時はB5サイズの作品が中心だったが、その後、美術館での展示等も経て、今ではタタミ1畳分もあるものが中心になった。大きくなったよねぇ。数多く描かれていた動物や人物のモチーフ、野菜や魚まで人に見立てて描いた擬人化作品も今では余りお目にかかれない。巨大画面に小さいマルがひとつみたいな極端に抽象度の高い作品の比重が高かった時期もあったけれど、今は普通にどっかりとモノを描くというスタイルだ。
 そういえば、永島正人はいつどうやって描くこと、そしてクレパスという画材と出会ったのだろう。代表的なモチーフのひとつカエル、そのカエルを好きだからではなく、逆に実は嫌いで怖くて、それを克服するためでもあるかのように可愛らしく描いた、という話を聞いたことがある。嫌いなものと折り合いをつけるために描く。クレパスを塗り込め描くことで、その都度、自分を取り囲む世界と出会い、そして向き合うのだ。そして自分自身が変わり、成長し、作品そのものも変化を遂げて行く。
 絵本『きらい』の文章・二宮由紀子が、永島正人作品と出会ったのは、あくまで編集者の仲立ちでであった。それでも、いや、だからこそ客観的に作品の本質的な部分が見て取れたのだろうか。『きらい』はある視点を取ると、思春期の少年少女が自身と世界との折り合いをつけて行く過程を描いたとも読める絵本になった。自他の区別から自己の確立。そこから自己を取り囲む世界との共存、共生へ。
 出会いは続く。絵画作品が文章家に出会い『きらい』という絵本になり、その絵本が音楽家に出会い、今回そこから音楽が生まれる。この音楽が、またどんな新しい出会いを作り出すのか。楽しみだ。
 ところで、わらびはワラビーに出会って、友達になることができたのかな。

(文中敬称略)


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 例年同時期に開催してきた京都・SELF-SOアートギャラリーでの個展を東京に会場を移す形ですが、明日3月16日から東京・東中野 SPACE & CAFE ポレポレ坐にて永島正人展が開催されます。

永島正人展
2010年3月16日(火)〜22日(月・振休)
火曜日〜土曜日/11:30〜23:00、日曜日/11:30〜18:00、最終日/11:30〜17:00  期間中無休

SPACE & CAFE ポレポレ坐 にて
〒164−0003 東京都中野区東中野4−4−1−1F
TEL03−3227−1405
http://za.polepoletimes.jp/
space-cafe@polepoletimes.jp
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by selfso_murakami | 2010-03-15 01:13 | 永島正人